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オリンピック選手に育てた親の意外な共通点!英才教育は必須なのか?

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様々なスポーツ競技がある中で、オリンピックに出場するだけで素晴らしいことですが、そのような選手達はいったいどのような教育を受けてきたのか興味を持ったことはありませんか?

自身の子供がスポーツをやっていれば尚更に興味ありますよね。

今回はオリンピック選手に育てた親の教育方針が気になり調べてみました。

そこには意外な共通点があったんです!

オリンピック選手に育てた親の教育方針って?

オリンピック選手の育て方はあるのでしょうか?

まずは実際にオリンピックに出場している選手の親の話を調べてみます。

リオオリンピック水泳400m個人メドレーで金メダル、200m個人メドレーで銀メダルを獲得した萩野公介選手はどのような教育方針だったのでしょうか?

スポーツの天才選手は一般的に親の遺伝子を継いでいるのでは?と疑いたくなります。

しかし萩野選手の両親は全くスポーツをやっていなかったそうです。

そのため、特に将来水泳選手になってほしいとの願望もなく、ただ一つの願いは社会人になっても恥ずかしくないように常識だけは身に着けさせたかったと話しています。

幼い頃の萩野選手はとても活発に動き回っていて、意にそぐわないことがあると全く興味を示さないという頑固な一面を要していたことから、

「できる限り本人が興味を示したものは何でもやらせてきたという教育方針」

だったそうです。

当時は水泳だけではなく、ピアノや英語など高校生まで往復2時間の送り迎えを続け、夕食の支度や仕事など、本人に目の前のことに集中してもらいたいことが目的で、

そのための環境づくりや準備に時間を費やしてきたそうです。

このような、本人がやりたいということにトコトン付き合うというスタンスを貫いた結果が現在の萩野選手を作り上げたんですね。

次に陸上100mで初の9秒台記録した桐生選手です。

サッカーから陸上に転向した桐生選手は陸上の名門である洛南高校に進学します。

洛南高校の陸上部監督である柴田氏の意向もあり、高校には寮もありましたが、駅への送迎や弁当の準備など、親の手助けがないと自身の成長は無いことを知ってほしいことを理由に寮生活ではなく自宅から通わせることを決めます。

そして桐生選手の父親は毎早朝、駅まで桐生選手を送り届け、母親は弁当作りや夜のお迎えなど桐生選手が陸上に打ち込める環境作りや準備に時間を費やしたということです。

体操の内村航平選手の両親の教育方針はどうだったのでしょうか?

両親によれば、子供がしたいことを尊重し、そのやりたいことを存分にできるように環境を整え、決してネガティブにならずにポジティブな言葉をかけることを意識して褒めて伸ばしてきたそうです。

リオデジャネイロオリンピック女子200m平泳ぎで金メダルを獲得した金藤理絵選手の両親の場合は、

子供の自己責任で物事を決めさせたそうです。

自分で決めたことなので責任もって取り組むことによって成長を促したというわけですね。

英才教育は必要ではない!意外な共通点とは!?

これらオリンピック選手の親たちの教育方針には意外な共通点が見受けられます。

一般的には遺伝的な効果や高い費用をかけた英才教育などが想像されますが、実はそうではなかったんですね。

そこには2つのキーワードがありました。

ひらめき

<本人の意思を尊重する>

一昔前に流行ったスポ根ドラマやマンガはもはや時代遅れで、オリンピック選手の親たちの教育方針で「本人の意思を尊重する」という共通点があります。

萩野選手の親の場合は本人の好きなように決めさせており、体操の内村選手の親の場合も子供の頃は本人の意思を尊重する姿勢を示していたそうです。

競泳200メートルバタフライ銀メダリストの坂井聖人選手の場合も両親は「がんばれ」という言葉は使わずに「楽しみなさい」と応援し、

同じく水泳の金藤選手の親の場合も全て自分で決めさせていたとしています。

強制するわけではなく、本人の意思を最大限尊重することは本人のやる気も上がり、何より自分は親から信用されていると安心するのかもしれません。

<環境を整える>

本人が自分の意思でやりたいと打ち込むからには、親の仕事として環境作りに時間を費やすという親が多いことがわかりました。

陸上の桐生選手の親は、学校へ通うために毎朝早くに父が駅まで送り、母は毎日弁当作りや夜のお迎え、試合の度に会場へ足を運び、本人がいつビデオを見て確認したいと言い出しても大丈夫なようにビデオを回し続けたそうです。

水泳の萩野選手の親の場合も、本人には目の前のことに集中してほしいという事から、環境を整えたり準備するのが親の役目という方針を取っています。

体操の内村選手の親も、環境を整えたと話しています。

選手が自分で決めたことを親が環境作りという形でサポートする、そして選手は安心して競技に打ち込むことができ、親への感謝が次第に芽生えるということです。

家族の絆があってこその結果なんですね。

おわりに

自分の子供がオリンピック選手になるなんて夢にも思いませんでしたが、実際のアスリートの親たちが教育方針として続けてきたことを見てみると、

なんだかうちも行けるかも?なんて思ってしまいそうになりますよね。

逆にいえば、親自身が熱を上げすぎて本人の意思を全く尊重せず、強制的にやらせてしまうと、本人の素晴らしい芽を摘んでしまう結果になってしまう警告にも聞こえます。

スポーツでも何でもそうですが、子供の意思を尊重してあげることは大事なことかもしれません。

今回まとめた内容は一部の意見に過ぎません。オリンピック選手にするための方程式というのは存在しないでしょう。

ここでまとめた内容がお子様をトップアスリートに育てるための少しでもご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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