東京オリンピック追加種目候補で注目を集めているスポーツクライミング。
そのクライミング界でパッツン前髪とそのかわいらしい笑顔が特徴の白石阿島(しらいしあしま)さんをご存知でしょうか?
そのかわいい笑顔からは想像も付かない実力の持ち主で天才クライマーと言われているんです!
アメリカを拠点に活動している白石阿島さんは、世界最高課題を女性として初、なおかつ最年少でクリアしクライミング界で最注目の若手クライマー。
そんな白石阿島さんですが、事故に合われたとの噂が!
ここではその事故の真相から天才クライマーと言われるそのすごい経歴、
評判の腹筋や筋肉画像など、阿島さんについて気になる点について調べてみました。
白石阿島のプロフィール!両親は?
名 前 :しらいし あしま
生年月日:2001年4月3日生まれ
身長 :155cm
出身地 :アメリカ ニューヨーク
アメリカのニューヨークにて学生をしているプロロッククライマー。
父親は舞踏家として活躍した白石久年さん、母親はツヤさん。
1978年に日本からニューヨーク市のマンハッタン島にあるチェルシー地区に移住したようです。
阿島という名前は父親の出身地である『愛媛県新居浜市阿島』から取られてたようです。
ニューヨーク生まれだが、日本の精神的なものを受け継いでもらいたいとの願いが込められているようです。
天才クライマー!白石阿島の凄い経歴!
白石阿島さんは6歳のとき、両親に連れられて来たニューヨークのセントラルパークにある外岩ラット・ロックで始めてボルダリングに出会います。
クライミング以外にも、フィギュアスケート、体操、水泳など数々のスポーツをやってみたようですが、結局、クライミングに戻ったそうです。
その理由が、
「やっている人があまりいないし、難しさを究められるところが好き。体の動きはちょっと踊りっぽい。岩の上のダンスみたい」
岩の上でダンスって文学的センスの感じますね~
余談ですが、高校では(アメリカの)学年で数人しかいない「オナーロール(成績最優秀の生徒)」に名を連ねているそうですよ。
以降ボルダリングにめり込むようにハマっていった白石阿島さんはめきめきと頭角をあらわします。
ボルダリングには難易度がV0~V16まであります。白石阿島さんは
・8歳で「Power of Silence (V10)」
・9歳で「Chablanke(V11/12)」「Roger in the Shower(V11)」
・10歳には「Crown of Aragorn (V13)」完登しています。
また彼女はロッククライミングでも目覚しい成果を挙げており、若干11歳で「Southern Smoke(5.14c)」を完登し、このルートの最年少記録を更新しました。
13歳のときは「Open your Mind Direct(5.15/9a+)」を男女通じ初めてのミス無しで完登したクライマーになり、
2016年3月、14歳で女性クライマーとしては史上初となる「Horizon (V15) 」を完登しました。
もうライバルっといったら男子になるのでしょうか?
2010年から5年連続アメリカボルダリングシリーズ・ユースチャンピオンシップで優勝。
2015、16年の世界ユース選手権ではボルダリング、リードをそれぞれ連覇(ユースB)しています。
白石阿島が14mから滑落?
そんな阿島さんですが、2016年7月に45フィート(約14メートル)から落下したようです。
すぐに救急車で病院に運ばれ数時間の手術を受けたとのこと。
気になる容態ですが、事故後阿島さんはインスタグラムにコメントを投稿。
「背中に打ち身があるものの、怪我や故障は全くない、医師からも登りたいならいつでも良いと言われている」
コメント。
大事に至らなくて本当によかったです…。
この事故の真相は分かりませんが、ジムでのリードクライミングの際、父親のビレイ(阿島さんを繋ぐロープ)の操作ミスと言われています。
父親の久年さんも相当焦ったでしょうね…。
これがジム内だから本当大事に至らなかったものの、外壁だったらと考えると恐ろしいですね。
その後、阿島さんはシニアデビュー。
デビュー戦となった2017年8月の『リード・ワールドカップ・アルコ大会』では、日本のリードトップ選手が準決勝で敗退する中、決勝へ進出し5位という快挙!
リードワールドカップアルコ大会結果
1キム・ジャイン(韓国)
2アナ-ソフィ・コレル(スイス)
3ヤーニャ・ガンブレット(スロベニア)
4ジュリア・シャノーディ(フランス)
5白石阿島(アメリカ)
6アナク・ヴァーホーヴェン(ベルギー)
7ジェシカ・ピルツ(オーストリア)
8モーリー・トンプソン-スミス(イギリス)
………………………
14大田理裟(24歳)準決勝敗退
26義村 萌(20歳)準決勝敗退
42戸田萌希(18歳)
2012年には「タイム誌」が『とてつもなく際立ったボルダー』として彼女を取り上げ、
2014年には「TEDトーク in London」にも招待され、
「人生とスポーツにおけるモチベーション」についての講演を行っています。
2015年にはアメリカ「タイム誌」の『2015年最も影響のあるティーン30人』の1人にも選出。
そして2016年1月のアメリカ雑誌「ザ・ニューヨーカー」で『ザ・ウォールダンサー』と大絶賛されていたようです。
阿島さんがクライミングに興味を抱いた時にもったまさに同じ表現ですね!
実績と注目度はすでにワールドクラス!
白石阿島の腹筋や筋肉が凄い!
テレビ番組イッテQ”にも出演したことがある白石阿島さん。
細い体で壁を腕の力でジャンプしているのに驚いた方も多いのではないかと思います。
そんな白石阿島さんの腹筋や筋肉が凄いと話題に!
それがこちらの画像。
クライミングに必要な腕から肩、背中にかけての筋肉がしっかりと発達していながらも、筋肉のつき方に偏りがないので、体全体のバランスが素晴らしいレベルで維持されていますね。
白石阿島の腹筋や握力は?
そして腹筋や握力はどうなのか調べてみますと、
人間は、肩のまわりや広背筋の筋肉だけが発達していると、猫背になってしまいます。
背中に筋肉がついていながら、体全身のバランスを保つには背筋だけではなく腹筋も必要になるそうです。
白石阿島さんの腹筋も広背筋に劣らずしっかりと鍛えられているから、あの安定感がうまれてくるんでしょうね。
そして握力ですが、足を全く使わずに腕の力だけで体を持ち上げてかなり上のホールドを掴むことができるので相当なものかと思いますが、白石阿島さんの握力の情報は調べられませんでした。
他の選手を調べてみたら、日本の女性トップクライーマーである野口啓代選手の握力はなんと55kg!
大人の男性以上の握力の持ち主ですね!
そして史上最年少でボルダリングジャパンカップを優勝した伊藤ふたばさんは38㎏。
あの学校の壁をよじ登るCMで話題となった大場美和さんは37㎏と
野口選手は同年代女性を比べると2倍位の握力を持っているのに対し、伊藤選手、大場選手は1.5倍程度。
クライマーってみんな握力は強いんじゃないの??
と思っていましたが、
クライミングは、握力も大事のようですが、指の力が重要のようです。
トップクライマーは第一関節だけで5mm幅に指一本で全体重を支えられるようなんです!!
白石阿島さんもまだ10代ということを考えると握力は40㎏弱といったところではないでしょうか。
白石阿島の強さは筋肉じゃない!
クライミング選手って体一つで壁を登っていくために、筋力が凄いと思ってしまいがちですよね。
阿島さんの筋肉も凄いのですが、もっとすごいのがプロクライミングコーチ伊東秀和氏曰く、
『体の柔軟性』
『ムーブの引き出しが多い』
『現場での対応力が高い』
ムーブの引き出しが多い?ムーブの引き出しとは壁のホールド(突起物)を取るための動き。
選手は様々なムーブの練習をするようですが、試合になると得意な動きに頼りがちで瞬時に他のムーブを使えないようです。
つまりは阿島さんは他の選手よりも登り方のバリエーションが多いということ。
これは「高い柔軟性」と、「頭の回転が早いために素早い状況判断が出来る」ためでしょう。
そのため無理な体制でホールドを掴むことが少なく、体のポジションが良く、ブレが少ないことで体力の消耗を抑えたクライミングが可能になるようです。
白石阿島の夢は東京オリンピック出場?
そんなシニア初参戦でいきなり結果を出した白石阿島さん。
東京オリンピックへの出場は考えているのでしょうか。
調べてみたらなんと白石阿島さんの夢は、
「東京でオリンピックにでること」
2018年2月の平昌オリンピックの聖火リレーランナーにも選ばれていましたね。意識せざるを得ないでしょう。
白石阿島さんのご両親は1978年にアメリカに拠点を移し、今まで生活をしてきたので、彼女はアメリカ生まれのニューヨーク育ち。
そんな彼女は今米国と日本の2つの国籍を保持しているようです。
ボルダリングの世界大会にはアメリカ代表として参戦しているようですが、22歳になるまでには1つの国籍を選ばなければいけないようです。
東京オリンピックが開催される2020年。白石阿島さんの年齢は19歳。
どちらの国籍で東京オリンピックを目指すのでしょうか?
「日本もアメリカも好きだから、まだわからない」
と語る白石阿島さん。
米国、日本国籍どちらでエントリーするのかは分かりませんが、個人的には日本代表として日本中を驚きと歓喜の輪に包んで欲しいものです。が、
「普通のスポーツだったら競技会が一番大事だけど、クライミングは自然の岩場でやるのが一番大切だから。だから難しい岩をたくさん登りたい」
と当面の目標はスペイン・カタルーニャ地方にある世界最難関レベルのグレード「5・15b」の岩場への登頂と語る白石阿島さん。
もっと強くなるために外岩に挑戦するクライマーもいる中、阿島さんは勝負ということよりクライミングの本来の、「より高難易度に臨み、それを登頂する」というクライミングの楽しさを大切にしている純にクライミングが好きな女性のようですね。
【白石阿島さんの動画】
最後までお読み頂きありがとうございました。
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