甘いマスクからは想像できないほどの強烈なスパイクサーブや打点の高いスパイクで、人気急上昇中の柳田将洋(やなぎだ まさひろ)選手。
Vプレミアリーグの試合会場には柳田将洋選手目当ての女性ファンが殺到しています。
そんな柳田将洋選手の経歴や持ち味であるスパイクサーブの秘密,そして海外移籍の噂に迫ってみました!
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エース柳田将洋の華麗なる経歴
柳田将洋選手は東京都江戸川区出身。両親の影響で7歳からバレーボールを始めたようです。小学校時代はクラブチームの小岩クラブに所属していて全国大会での優勝経験もあります。
バレーボールの名門校、安田学園中学校を経て、高校はバレーボールの強豪校である東洋高等学校へ進学。
高校2年生のときには、キャプテンとして全国高等学校バレーボール選抜優勝大会、通称春高バレーに出場。見事に全国制覇を成し遂げています。
また、この年の夏に行われたインターハイでもベスト4に進出し、柳田将洋選手の名前はバレーボールファンの間で一躍有名となりました。
特に春高バレーでの人気は凄まじいものがあり、試合会場ではアイドルタレントのコンサートのような黄色い歓声が飛び交っていたそうです。
さらには試合後の会場出入口では、「出待ち」する女性ファンが数百人もいたという伝説も残っているそうですよ!
そんな大人気の柳田将洋選手は高校卒業後、慶應義塾大学環境情報学部に進学。大学3年生の2013年に全日本のメンバーに選出され、翌2014年には、東京オリンピックの強化選手にも選ばれました。
この年、Vプレミアリーグのサントリーサンバーズにも入団。2015年~2016年シーズンでは全試合に出場し、最優秀新人賞も獲得しているのです。
柳田将洋選手のバレーボール人生は、まさに順風満帆そのものでした!
柳田将洋のスパイクサーブが美しすぎる!
そんな柳田選手の武器の一つがスパイクサーブ!
15年のワールドカップ(W杯)では柳田選手のサーブはさえ渡っており、それまでピンチサーバーなどでの出番が多かった柳田選手ですが、「サーブは世界トップクラス」と評する南部監督(当時)がW杯で若手を優先的に使ったそうです。すると柳田はこの大会、1セット平均で全体5位のサービスエースを記録。
日本が1995年以来の5勝を上げ、6位に入る快挙達成の原動力になったようです。
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バレー人生最大挫折とは
絶好調の中で迎えた2016年6月のリオデジャネイロオリンピックの世界最終予選兼アジア予選。特にサーブには絶対の自信を持って臨んだこの大会で、まさかのミスを連発。
柳田将洋選手は、約60本のスパイクサーブのうち、20本をネットにかけたり、オーバーさせたりしてしまいました。
放ったサーブの3分の1がコートに入らないという、今までにない経験をしたのです。
柳田将洋選手を筆頭に、精彩を欠いた全日本チームはオリンピック出場を果たせませんでした。
この体験は柳田将洋選手にとってバレーボール人生最大の挫折だったようです。
・「不安定さが出てしまった。完成度の高いバレーができなかった」
・「(試合ごとに)プレーの質に浮き沈みがある。その平均値を少しでも高い位置に持っていかないと(世界では勝てない)」
大会後はこのように語っています。
しかし、リオデジャネイロオリンピックに出られなかった悔しさが、柳田将洋選手を成長させたのは確かなようです。
現状には決して満足せず、すでに東京オリンピックを見据えて、さらにプレーに磨きをかけようとしているのです。
東京オリンピックでは柳田将洋選手の、今まで以上に美しすぎるスパイクサーブが炸裂するシーンを見られるのは間違いありませんね!
柳田将洋に対する海外の反応や評価は?
柳田将洋選手の華麗なスパイクサーブや破壊力満点のアタックに対して、海外のバレーボールファンはどんな反応を見せているのでしょうか?
・「柳田はたったの186センチメートルです!!」
・「柳田はベストだ!」
・「柳田はサービスエースを何本とっているんだ!?凄すぎ!」
・「彼は教科書どおりのフォームだ」
・「いや、彼の腕のスイングはとても効率的かつ技術的なものだよ」
世界的なバレーボール選手に比較して、身長に恵まれない柳田将洋選手の打点の高いスパイクや芸術的ともいえるスパイクサーブは、海外のファンも驚きを持って注目しているようですね!!
柳田将洋海外移籍の噂は?
柳田将洋選手は、リオデジャネイロオリンピック出場を逃した直後のメディアインタビューで、こんなことを話しています。
「自分たちもどんどんハングリー精神で、海外へ出て行くべき。指導法であったり、持ち帰れる部分はたくさんあると思うので。海外と国内、両方でやっていけるのは、重要な財産になると思います」
これは、全日本のチームメイトである石川祐希選手が、再度イタリア・セリエAに挑戦することに触れる形で発言しているのですが、いずれは自分が挑戦するときが必ずやって来る、という覚悟にも似た表現だと思います。
近い将来、「世界の柳田将洋」になるのが楽しみですね!
最後に
全日本の主力メンバーとして、Vプレミアリーグの顔として、最も注目されている一人である柳田将洋選手。「どんどん海外に出ていくべき」と、どん欲さも出てきて、ますます活躍が楽しみなってきましたね。
東京オリンピックが、「目指す場所のひとつとして光り続けている」と語るバレーボール界のプリンスの目には、きっと金色に輝くメダルが見えていることでしょう。
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